ファイティングエイドから続くもの
- 2014年05月05日 |
- ファイティングエイド |
彼を始めて見たのは真冬の寒い大館武道館。
ファイティングエイドで行う総合格闘技ルールの試合に出てくれる選手を探しに、大館の格闘技サークル「大館ファイトクラブ」を視察に訪れたのだ。
高校生ながらシャープなセンスある動きをする彼を気に入った。
当時高校3年生。しかも私の母校である大館鳳鳴高校。部活は剣道部。
これは出てもらうしかない。
親の承諾をもらい、学校に出向き、出場の許可をお願いした。途中いろいろあったが無事にゴーサイン。
対戦相手はファイテイングエイドの発起人であり、病魔からの復帰第一戦となる小山央。
44歳VS高校3年生
闘いのゴング。
1ラウンドKO勝ち。
総合格闘技初試合。小山さんにはケガをさせないようお願いしてはいたが、それを抜きにして、開始早々の鋭いパンチが彼の非凡さを物語っていた。
彼は県警警察官への進路が決まっていたため、もったいないけど、彼の人生でこれが思い出の試合になっててくれればなと思った。
あれから1年半、新聞の記事で彼をみつけた。
プロボクシング、デビュー戦で勝利。中嶋隆成(山龍ジム)
彼はプロボクサーになっていた。
ファイティングエイド大館のリングで僕はこうあいさつした。
「子供たちに夢を!そのためにはかつて子供だった僕らが夢をもって生きて欲しい。それが僕の願いです。」
中嶋選手は夢を持って自分の道を進んでいた。
ファイティングエイドが少しでもその後押しをしたのだとしたら、開催した意義があったというものだ。
次回FIGHTING AIDは愛知県小牧市で5・18開催。
夢もっていきます!