ハヤブサ選手と交差した日々
- 2016年03月10日 |
- プロレスに思う |
ようやく書こうと思う。彼のことを。
ハヤブサ選手。
彼に会ったのは、いや、正確に言うと、彼と始めて酒を呑み語ったのは、2008年の夏の札幌でだった。
その時の僕は、企画した引退試合が流れた直後だった。三澤さんの事故。ネットでの批判。失った夢。対処しなくてはいけない現実。
そんな状態の時に、会ったのがハヤブサ選手だった。そのタイミングが必然であったのだと思う。
当時のブログにもそう書いていた。
http://blog.livedoor.jp/take433wa/archives/51161168.html
その後は、あちこちで飲んだり、イベントを一緒にやったり、ビジネスを企画したり。
僕もハヤブサ選手も、それぞれいつかリングに立ち試合をするという夢をもっていた。僕は引退試合。ハヤブサ選手は復帰戦。同じ思いを持った同志だった。
一度だけ、僕の人生とハヤブサ選手の人生をリングのドラマで交差させたことがある。
Fighting AID大館でのことだ。Fighting AIDは、ロゴもテーマソングもハヤブサ選手につくってもらったイベントである。その大館大会で、僕は、ハヤブサ選手と交差した。リアルストーリーとリング上のファンタジーを僕の思いとして表した。
http://s.ameblo.jp/bt33wa/entry-11450014431.html
同じプロレス試合中の頚椎損傷。実績もケガの程度も比べては悪いくらいに違うけれども、僕は物語を共有した。
最近、飲む機会も少なく、接点が少なくなっていた。しかし、今年は動こうと思っていた。今月のハヤブサ選手のライブにも行く予定だった。
Fighting AIDの締めは、ハヤブサ選手の歌う「NEXT STAGE」なのに。
僕が先に引退試合を行い、「次はあなたの番だ」と言うはずだったのに。
もっともっと一緒に酒を呑むはずだったのに。
あなたの言う、まだ30年もあるという言葉を信じていたのに。
http://ameblo.jp/bt33wa/entry-11281876118.html
生き急ぐことなくダラダラと生きようと語ったのに。
http://blog.livedoor.jp/take433wa/archives/51227131.html
僕はせめて、あなたが歌った
「全てが失われてもまだ未来が残っている」
と言う言葉を信じて生きていきます。
ハヤブサ選手、ありがとうございました。
素敵な歌を残してくれて。
夢を共有してくれて。
僕の人生と交差してくれて。
合掌