大館凱旋を振り返って
- 2013年11月09日 |
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今年2月に地元大館市でFIGHTING AIDを行った。
それなりの爪痕を残したものの、まだまだという思いがあった。長年大館でプロモーターをしているUWFプロモートさんに相談したところ、急遽10月24日のWAVE大会でエキシビションマッチが決定。相手には、教え子である稲葉大樹をブッキングしてもらった。正直、大館には伝わらないマッチメイク。しかし、僕にとっては意味のある試合。この意味を伝えることがこの試合をやる意味。
これに反応した、以前から僕に興味をもってもらっていた小学校の校長先生から、講演を頼まれる。FIGHTING AIDを大館でやったときのテーマでもある、「夢を追い続けて欲しい、しかし、その夢をあきらめなくてはならなくなった時、人はどう生きるのか?」を子供たちに伝えて欲しいと。
エキシビションマッチも講演もセミナーも、根底にある思いは一緒。
すぐに結果を求めたがる赤本世代。人生の答えはすぐには出ない。今出した答えが後から違うと気づくこともあるし、今捨てた答えが後から正解だと思うこともある。
回りまわって、僕は43歳にして故郷のリングにたった。これを23歳の僕は考えてもいなかった。でもこれが答えであり、またその答えは次の人生へと続いて行く。
地元新聞では一面に載せてくれた。これはFIGHTING AIDからの流れの上にあるのだし、マッチメークを組んでくれたプロモーター、WAVE,応援してくれた友人、学校、新聞社、多くの協力を得ながら発信したメッセージの結果である。
全ては流れの上にあり、全てはつながっている。
人生を点ではなく、線でみる。答えをすぐに求める生き方をやめて、未来に向かおうではないか。